土地を探しているとたまに見かけるのがこういう形の土地!
旗竿地(はたざおち)といって、都内だとよくある形です。
旗竿地は周辺の相場と比較すると安いことが多いです。
土地がこの価格なら予算内で家を建てられるかも・・!ってこともあるかもしれません。
しかし、安いには安いなりの理由もあります。
今回は旗竿地を買う前に知っておいてほしいことをまとめます。
建築費用が上がる可能性がある
間口が狭い旗竿地は建築費用が上がる可能性があります。
建築資材はトラックで運ばれますが、トラックが入れるのは前面道路まで。
土地の奥まで資材を搬入するには手作業となるので人件費がかかります。
また、土地の奥まで水道管やガス管を通す工事にもお金がかかる可能性があります。
日当たりの確保が難しい
こんな感じで周りを住宅に囲まれている旗竿地の場合、日当たりが悪いことも。
せっかくマイホームを買ったけど昼間も日が入らずリビングが暗い・・
なんてことにならないように、間取りプランもしっかりと考えてから購入をおすすめします!
プライバシーを保ちづらい
周りを家に囲まれている旗竿地の場合はプライバシーを保ちづらいというデメリットがあります。
ただし、間取りによってはしっかりプライバシーを確保しつつ採光もしっかり取ることも可能だったりするので、やはり間取りも検討しつつ旗竿地を購入するのが良いと思います。
駐車しづらい
車を置く場合はこんな感じになります。
間口が狭いとかなり駐車しづらいです。
また、駐車したらドアをめいっぱい開けられず、同乗者を前面道路で降ろしてから駐車しなければいけないということも考えられます。
そうなると荷物の出し入れもしづらいし、小さいお子さんを乗り降りさせるのも大変かもしれません。
ちなみに車を2台持つ場合はこんな感じになります。
奥の車を使いたい場合は不便になりそうですね。2台車を持ちたい方は慎重に検討してくださいね!
セイキュリティ面にも注意
周りを家で囲まれている場合、死角が多くなるので防犯対策が必須です。
周りから見えづらい奥まった土地は泥棒にとっては侵入しやすい家とも言えます。
普段からの戸締りはもちろん、場合によってはホームセキュリティを導入するなどの対策が必要になることも考えられます。
売却が難しい場合も
将来旗竿地を手放す場合、売却が難しい場合があります。
間口が狭く重機の搬入が難しいため、家の取り壊しが難しくなります。
そのため取り壊し費用が通常よりも高くなる可能性があり、買い手にとってはデメリットとなるためです。
取り壊しが難しいのと同様、建築するにも重機や資材の搬入がしづらく費用が余計にかかる可能性や、竿部分の利用方法も限られるため、買い手にとっては自由が効きづらい土地=なかなか買い手が付かず売却が難しくなる可能性が考えられます。
メリットも有り!
小さいお子さんがいる場合、目の前が道路ではないので危険が少なくなります。
また、目の前の道路が人通りが多い場合は人の視線をあまり気にせず生活することができます。
まとめ
以上、旗竿地購入前に知っておいてほしいことをまとめました。
どんな土地にもメリットデメリットはあるので、購入前にしっかり情報収集して、後悔のないよう土地探しをしてくださいね!
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。