私は以前不動産業界で働いていました。
ハウスメーカーや賃貸の会社など色々経験したのですが、ハウスメーカーでは住宅を建てるための土地の仕入れに携わっていた経験があります。
今回はその経験をもとに、土地探しのチェックポイントをこの記事にまとめていきたいと思います。
目次
立地についてチェックすべきポイント
土地選びでまず決めるべきは住む場所・立地だと思います。
通勤やお子さんの保育園の送迎などに不便はないかどうかという点はもちろん、小学校や中学校の場所、お子さんが大きくなったときに高校大学には自宅から通えるか、などは重要ポイントになると思います。
仮にお子さんが自宅から大学へ通えない場合は学費+仕送り費用もかかってくるため、住宅ローンの返済計画に加えて将来の養育費の計画も考えておきたいものです。
木更津エリアの場合はお子さんの塾や高校への送迎は必須になると思います。
大学は、都内の大学なら高速バスを使って通える範囲ですが、バスターミナルまで自分で原付等で行ってもらうか、車での送迎が必要です。
希望する大学の場所によっては一人暮らしをしてもらう必要も出てくる可能性があります。
土地についてチェックすべきポイント
前面道路と2m以上接しているか
住宅を建てるための土地には接道義務があります。万一の火災などに備え、緊急車両が土地まで入れるように前面道路と2m以上土地が接地している必要があります。
もし接道義務を満たしていない場合は新たに建物を建てることができません。
前面道路の広さは十分あるか
前面道路の道幅が狭い場合、建築工事の際の運搬費用がプラスでかかったり、警備の人件費がかかる可能性があります。
また、道路が狭いと車の出し入れがしづらい可能性があることに加え、将来一回り大きい車に買い換えたいと思ったときに問題なく駐車できるかという点も事前にチェックしておくと良いと思います。
ハザードマップ/地盤は要チェック!
各市町村のHPに公開されているハザードマップは要チェックです。
液状化の可能性の有無や、台風竜巻などあらゆる災害のリスクは購入前に把握しておくと良いと思います。
また、地盤の強さはこちらのWhat’s地盤というHPで調べることができるので、購入予定の土地が見つかったら調べておきましょう。
建築条件付きか否か
建築条件付きの土地の場合、一定期間内に指定された建築業社で家を建てることが条件となります。
そのため自分で好きな建築業社を選んで家を建てることができないのですが、業者にとっては土地+建物の利益が同時に出るため、建築条件がない土地よりも割安に設定されていることが多いです。
チェックポイントはまだまだ沢山
土地のチェックポイントはもっとたくさんあるのですが、書き出してみたら長くなってしまったので別記事にまとめました。
少し専門的なことも書いてありますが知っていて損はないことをまとめているので、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
土地の周辺環境についてチェックすべきポイント
ゴミ置き場の場所と綺麗さ、周辺にごみ屋敷などはないか
できればその土地のある区画をぐるっと一周回ってみて、ごみ置き場の場所を調べたり、周辺に怪しい家がないかどうか確認しておくと良いと思います。
周辺環境
買い物のスポットが近くにあるか、ネットスーパーが使えるか、墓地や葬儀場や宗教施設の有無、街の綺麗さ、周囲に飲食店がある場合臭いは気にならないか、夜道の明るさはどうか、治安などをチェックすると良いかと思います。
可能であれば契約前に周辺の家にご挨拶して住環境はどんな感じか聞くといいかもしれません。
私たちは事前にお隣さんにご挨拶して治安や過去の災害の有無などを聞きました。
地歴・防災対策・自治会について
地歴(土地の歴史)・・過去どんな土地だったのかも重要なポイントです。
昔墓地だった場所が今宅地として販売されていることもあったりするので、できる範囲で調べておくと安心です。
過去の災害被害の有無も調べられたら良いと思います。
また、自治会の費用や活動内容等も事前に調べられると良いと思います。
完璧な土地はないので、求める優先順位を決めることが大切!
最も大切なのは求める優先順位を決めることだと思います。
安くて通勤もしやすい立地で子供の学校も近くて防災面も安心で広くてきれいな形の土地で希望の間取りの家が建てられて・・なんて土地があったら最高ですが、そんな土地はきっと存在しません(笑)
駅から多少遠くても広くて余裕を持った土地に家を建てたいのか
通勤のしやすさを最も重要視したいので多少狭くても良いのか
予算を最優先にしたいのでほかの項目を妥協してでも予算内に抑えることを最優先とするのか
家に求めるものはそれぞれのご家庭で変わってくると思いますので、ぜひ求める優先順位を考えてみてくださいね。
多くの人にとって一生で一番高い買い物になると思いますが、この記事が少しでも参考になると嬉しいです。